夜の寝かしつけ、毎日スムーズにいくときもあれば、なかなか眠ってくれない日もありますよね。

そんなときに役立つのが「寝かしつけに向いている絵本」。

落ち着いたリズムややさしい色合い、自然に眠気を誘う展開がある絵本は、寝る前のルーティンにも最適です。

本記事では、0〜3歳の子どもにおすすめの“寝かしつけにぴったりの絵本”を厳選してご紹介します。

寝かしつけに向いている絵本の特徴

寝かしつけがスムーズになる絵本には、こんな共通点があります。

  • 文章にリズムがある
  • 内容が穏やかでゆったりしている
  • 刺激の強い色や展開が少ない
  • 読む側の声のトーンを落としやすい
  • エンディングに「ねんね」に繋がる流れがある

この特徴を押さえた絵本は、自然と心が落ち着き、安心感のある時間を作ってくれます

寝かしつけにおすすめの絵本7選

1. 簡単版『おやすみ、ロジャー』

おやすみ、ロジャー 著:カール=ヨハン・エリーン 絵:矢部太郎(飛鳥新社)

対象:2歳〜3歳

話題になった“眠くなる絵本”。

心理学的な技法(催眠的な語り)を取り入れ、ゆっくり読むほど効果が高まります。

忙しい寝かしつけが大変な日にもおすすめ。

2. 『ねないこ だれだ』(せなけいこ)

ねないこだれだ せなけいこ()

対象:1〜3歳

寝る前の定番絵本。ちょっとこわいけれど、最後は“遅くまで起きていると連れていかれる”というわかりやすいオチで、寝る習慣づけにも◎。

短いのでグズグズしていても読みやすいです。

3. 『おつきさま こんばんは』

おつきさまこんばんは 林 明子()

対象:0〜2歳

やさしい夜の空と、おつきさまの微笑みに癒やされる1冊。

読む側も自然と声がゆるみ、赤ちゃんが落ち着きやすい絵本です。

4. 『おやすみなさいコッコさん』

おやすみなさいコッコさん 片山健()

対象:1〜3歳

暗い中で眠れないコッコさんを、お月様が優しく寝かしつけるお話。

「だいじょうぶ」「そばにいるよ」という安心感がじんわり広がります

5. 『おやすみ、はたらくくるまたち』

おやすみ、はたらくくるまたち 文:シェリー・ダスキー・リンカー絵:トム・リヒテンヘルド訳:福本 友美子(ひさかたチャイルド)

対象:2〜3歳

工事現場ではたらく車たちが、仕事を終えて眠りにつくお話。

乗り物好きなお子さんにおすすめ

6. 『おやすみなさい おつきさま』

おやすみなさいおつきさま 作:マーガレット・ワイズ・ブラウン 絵:クレメント・G・ハード 訳:瀬田貞二 (評論社)

対象:3歳〜

クラシックな寝る前絵本。

室内のものに「おやすみ」と順番に声をかけていくため、ルーティン化しやすく、寝る前の儀式として取り入れやすいのが魅力です。

年齢別のおすすめ選び方

年齢特徴作品例
0~1歳・色がやさしい
・文章が短い
・リズムが良い
・おつきさまこんばんは
1~2歳・くり返しが多い
・ストーリーはシンプル
ねないこだれだ
・おやすみなさい、コッコさん
2~3歳・「おやすみの儀式」がわかる絵本 ・少し長めの読み聞かせもOK ・おやすみ、はたらくくるまたち
・おやすみ、ロジャー

寝かしつけをスムーズにするコツ

  • 読むスピードをゆっくりに 低く
  • 照明を少し落とす
  • 優しい声で読む
  • 絵本を読み終えたら次の行動(抱っこ・横になる)を固定化する
  • 同じ絵本を“寝る前の定番”にすると効果大

絵本の力は想像以上に大きく、読み方を工夫するだけでも子どもの睡眠リズムが整いやすくなります。

まとめ

寝かしつけに向いている絵本は、ただ眠くなるだけでなく、親子のスキンシップや安心感を育てる大切な時間を作ってくれます。

ぜひお気に入りの1冊を見つけて、夜のリラックスタイムに取り入れてみてくださいね。